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2007.02.2023:18
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基調講演2 「富山県万葉線における事例発表」

講師 路面電車と都市の未来を考える会・高岡会長 島 正範さん

(文責:北村)
基調講演2 「富山県万葉線における事例発表」写真

本日は、なくしかかった路面電車万葉線の存続に向けた取り組みについてお話しをします。

■万葉線の背景について
利用客の減少により赤字が続き、1998年2月運行会社が撤退(バス化)を正式表明。
→2002年第三セクターで存続
それを境に、4期連続利用者が増え続けている

■万葉線はなぜ存続できたのか

1.市民グループ「RACDA高岡」の活動
1998年4月設立。岡山の市民活動を手本に設立
○定例の勉強会を開始
当初は3名から出発。
 ↓
○万葉線再生計画案を作成
なぜ万葉線が必要なのか。
・将来あるべき未来像のなかに、まちの装置として万葉線は必要だという想いを
万葉線再生計画を作成
 ↓
○ラクダキャラバンの開催
万葉線再生計画案を手に地域に出かけて、市民に提案し、意見をきく
・自治会・老人会・市民グループの場へ出かけていく
・万葉線だけではなく、地域の課題を考える。時には缶ビールと乾き物片手に。

○各種イベントの開催
・社会全体への情報発信
 万葉線ストリートライブ
 万葉線に乗ってグルメツアー
 軽快都市宣言

○存続を願うポスター掲示の活動
住民の声なき声を見える形にするため
万葉線を残したいと思う方にポスターをはってもらう

○地縁組織へ活動提案
存続を願うが、手立てが分からなかった地縁組織が多かった
→自発的な署名運動へ発展

2.画期的な行政判断

専門家による検討委員会で、10年後も赤字という評価が下されたにも関わらず、行政はその不利な情報を開示した上で、公共的機能には一定の行政の財政支援が必要と判断。
また、単なる交通機関として残すのではなく、福祉、環境も含めた都市装置として活かすべきと判断

■まとめ 〜万葉線はなぜ存続したのか
○市民の要望だけではなく、「熱意と行動」
○万葉線問題懇話会 各種団体としての判断を求めた
○市民出資

万葉線は市民が市民の意志として残した。
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